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「が、岳……？」



さすがの陽菜ちゃんもびっくりだ。




「……なんで具合悪いこと黙ってた？」


「え……」




岳ちゃんが陽菜ちゃんをふわっと抱きしめる。




「ちょっと岳……///」


「……心配かけんなボケ。」


「ごめんね……」


「ん……」




見つめ合う二人。




あたしはこんな時でも嫉妬し、唇を噛み締めた。




こんなこと言っちゃダメってわかってるのに…






―――目を覚まさなければよかったのに…




そう思う最低なあたしがいる。




怜香ちゃんの一言で二人は慌てて離れたが、



結局陽菜ちゃんは岳ちゃんに送ってもらって家に帰ることになった。




悔しいけど…



陽菜ちゃんの体調は心配だったから文句は言えなかった。





――――……