テキストサイズ

君がくれたぬくもり

第56章 離れないで







「陽菜と結婚したい。」






………!!



目を見開き、岳を見る。




岳の表情は真剣だった。




「結、婚……?」


「今日…言うつもりだった。
結婚……しないか?」




ドクン…


ドクン…



心臓の音がうるさい。




嬉しいのと、


びっくりしたのと、



よくわからない気持ちが混ざり合う。




「……。」


「返事は?」




あっ、返事…




「う、うん……」




陽菜はコクンと頷いた。



迷いはなかった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ