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キミと一緒に…

第3章 クラブ!!




3時間目 ~国語~


「小学校では物語とか漢字がほとんどだったのかしら?でも中学校では漢字なんて各自でするもの。物語は文法やらなんやらでその上みんな大っ嫌いな古文がでてくるの。有名どころでいうなら春はあけぼの~とか童話とかででてくるかぐや姫の一番最初の形の竹取物語だとか。まぁいろいろ出てくる訳よ。国語は大変よ。」


「せんせー、そんな国語を否定されても俺らのやる気がうせるだけだと思うんですけどー。」


「それ俺も思ったー。」


「うるさいわね!それを聞いてから頑張るのがあなたたちの仕事でしょ。私は教えるだけだから別に関係ないのよ。」


「うわー、先生が教育放棄してるー。」


「桐谷くーん…そんなこといって良いのねぇ?」


「え…。」


「じゃあこの43ページからの枕草子全部読んでみなさい!!」


「…春はあけぼの~。やうやう白くな…。」


「はい、ブッブ~。やうやうじゃなくてようようでしたぁ。」


「せんせー…俺答えられないの当たり前だと思うけど?てか腹ぐろだねー。」


「そ、そんなことないわよ!!」


先生がみんなにいじられ、腹黒なのがばれてしまった国語の時間でした。

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