テキストサイズ

Sカレっ

第2章 瀬川 栄汰ってヤツ



「じゃー、とりあえず自己紹介してもらおうか。右から順番に」


一人一人、名前、出身中学、好きなものなど、席を立って発表する。


「…瀬川 栄汰です…」


低い、たるそうな声に私はバッと右隣りを見た。


「第二中から来ました…。あーっと…よろしく」


頭を掻きながら、私と目があった!!


「…ぷ」


………ぷ??


今、笑ったよね??

「次、華田!!」


先生がぴしゃりと怒鳴る。


「は、はい!えっと、華田 江奈です。川崎中学から来ました!!よろしくお願いします!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ