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それでも恋するドM娘

第11章 夏の音

姫野は千紗の乳首を人差し指と中指できゅううぅっと強く摘まんでいた。

「い、痛いっ! 光太君っっ!! 優しくしてよぉっ!」

「駄目だ。これは自分で腰を振るやらしい千紗へのお仕置きだよ」

「くあぁぁ……んぐ……ふ、ふひゃあアッッ!!」

姫野は本当にただの嫉妬心からしたことであろうが、偶然にもそれが千紗のM心にマッチしていた。

痛いと訴えているが、朝霧はそれが言葉だけだと見抜いている。

目はとろんと潤んで快楽に没頭しており、なにより腰を振る速度は衰えるはおろか増している。

普通痛ければ手を払い除けようと暴れるはずだ。

少なくとも腰なんか振る余裕はない。

『まずいな……』

朝霧は眉を歪めた。

姫野の方が感じさせてくれたと千紗に判断されたら自分の負けになる。

朝霧は千紗を横に倒して片足を抱える体位へと移行した。

体位が変わったことで姫野は一旦胸を離すしかない。

童貞だからと姫野を甘く見ていた朝霧であったが、幼馴染みならではの相手を知り尽くした以心伝心があるかもしれないと気を引き締め直す。

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