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「逝けたかな佐倉さん？」

朝霧は精子の入ったコンドームが抜けないように注意しながらペニスを抜く。

「はい……凄くイキました……」

千紗は素直に答える。


「じゃあ次は光太君に入れてもらおうか？」

「ん｡お願い、光太君……」

二人の言葉にビクッと反応した姫野はベッドから降りて下着を手に取る。

「僕は、いいよ……」

「いいことないだろう？ 佐倉さんを愛しているなら抱いてあげないと」

「光太君お願い……」

このままでは終われば気まずい関係になってしまう。

千紗は必死で懇願した。

しかし彼は返事をせず、服を着て一度も振り返らずに部屋を出ていってしまう。

朝霧は口許を微かに歪めてその光景を眺めていた。