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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


その時、
誰かの手のようなものが
未夢の太ももに当たった。

その感触に気付きはしたものの、
バスの中は大混雑。
たまたま当たったのだろうと思って
たいして気にしていなかった。

しかし、しばらくして
その手がごそごそと動き出す。

(嘘っ…)

その手が、するりとスカートの中に入る。

未夢は左手でその手を掴み、
抵抗するが
その手はぴくりとも動かず
指先がさわさわと未夢のヒップを這う。

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