恋なんかしなきゃよかった
第14章 恐れていたこと
私は必死で探した。
公園を覗いて見ると
日向がいた。
「ハァハァ…。日向!」
「お母さん!」
案の定この人の
仕業だった。
「どうして
こんなことするの?
桜井さん」
「ふふっ!(笑)
あなたの困った顔を
拝みたくてね。」
「じゃあ直接私にすれば
いいじゃない!
日向まで巻き込まないで」
「さぁーどうかしら?
またあなたの苦しむ顔が見てみたいわ。」
「ふざけないで!」
「ふざけてるのは
あなたよ!
まだ怜汰に未練でも?」
「そんなわけ、」
「じゃあ
これ以上怜汰に
近づかないで…。
次はないからっ!」
桜井さんは帰って行った。
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