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恋歌

第1章 それぞれの気持ち

*翔也目線*


なんでそんなんと付き合ってんだ、奈々は・・・。


「・・・ありがと!3人のおかげで元気でたよ!!!」


笑顔だ。 



笑顔だけど・・・



まだ悲しいんだろう、声が震えてる。



「もっといい人見つけて、


もーーーーーーーーっと

いい恋するよ!!」



いや・・・



いい人見つけんなよ・・・



はは、嫉妬してんのかな、俺・・・














俺に・・しろよ







俺に・・・・








気がつけば奈々の腕を掴んでしまっていた。






「・・・・・?




翔ちゃん・・・・・?」





ちらっと平助と蓮を見る。



そわそわしていた。




きっと焦ってんだろーな。




俺に奈々とられるとか思ってんじゃね?





蓮は鈍感だから

自分が奈々のことすきって


気づいてねーんだろーな。



鈍感め。






平助は・・・


奈々のことめっちゃ愛してっかんな~・・・。



人にはあんまいわねーけど。




…積極的つーか・・・。




俺なら奈々を守るのに!
      大切にすんのに!







みたいに思ってんだろな、きっと。





…俺だって守ってやんよ

大切にしてやんよ





「・・・・。





なんでもねーょ。」




俺はそういって掴んでいた腕をゆっくりと離した。













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