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ケイウス

第2章 帰還

「ただいま帰還しました」
最初に光が…
「戻りました」
順に戒斗が部屋に入る

「有り難うございました…報告を宜しくお願いします」
クリスが.どうぞ.と手の平で椅子に促す

「はい…敵はALGINUS軍の巨人で数は2匹。この数の少なさを観て偵察部隊と思われます」
光が立ち上がり、まとめた資料をクリスに渡す

その横で戒斗は…紅茶を飲んでいた

「な る ほ ど……分かりました………では私の方で彼らの出方を観るので貴方逹は家に帰っても宜しいです」

「はい。失礼します」
光はドアまで歩き始めた

ドアの前に立つとシュインという音をあげながらドアが下から上へとスライドする

「失礼しました」
上から下りてくるドアで直ぐに光の姿が見えなくなった

「じゃあ俺も…」
と、立ち上がり、上着を着始める
「戒斗、最後に一つだけ………あまり学校をさぼってばかりじゃいけませんよ?」

「は~い学園長センセ」
もう後ろを向き、歩き始めている
「失礼しましたー」

また戒斗の姿が見えなくなった

「まったく………」
一人残されたクリスは
ため息をつくのだった…

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