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涙が出るほど好きだよ

第7章 気持ちを知りたい





やったあ。木田、来てくれたんだ!


「木田~!」
私は無意識に名前を呼んで
手をふった。


木田は気づいてくれて
最初びっくりしたような顔をしたけど笑い返してくれた。


それだけで嬉しい。





「木田っ!」

私じゃない女の子が木田を呼ぶ。

胸がちくっとした。


これが嫉妬かな。




女の子は桜だった。



桜…木田が好きなの?…


さっきまでは嬉しかったのに
今は胸がすごく苦しい。


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