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完熟の森

第30章 深まる時と愛情表現

「ごめん」


素直に謝った。


僕はティッシュを取り、雫が腰を上げた瞬間、零れないよう素早くに雫のを抑えた。


「蓋してるみたい」


雫はケタケタ笑った。


僕も可笑しくなって笑った。


シートは何とか汚さずに済んだ。


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