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あたしは誰のもの?

第22章 おまけ(END2)

QUEEN,冷華side

「気になるのか?」

哉夜の発した声にふと我に返る。

千草が来てくれなかったことが気がかりで少し考え込んでしまったのだ。

「・・・・・うん。あたしなりに向き合った結果の答えだから直接千草にも話したかった」

「冷華、気にするな。お前は何も思わなくていい。」

「・・ッ」

そう、哉夜の言葉に冷華は静かに泣き崩れた。
悲しんでいる冷華とは真逆に哉夜の目は恐ろしく怒りに満ちた目をしていたことに冷華は気づくことはなかった。


 

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