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わたし色の花

第26章 君は今頃







あれだけ途方に暮れた夏休みも

終わりが近づいていたある日のこと


君は今頃

あの人と笑い合っているのだろうか

楽しんでいるのだろうか

楽しんでいるんだろうな

だってあんなにも

あの人の話をする時
楽しそうに笑って居たから


そんなことを考えただけで
涙が止まらなかった



君の敬語しか知らない僕なんて忘れて

ありのままの君で
彼と笑い合っているんだろう



君は今頃 ...

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