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わたし色の花

第27章 僕のとなり





あの雨上がりの帰り道

君は
『しょうがないな』
って言いながら
小さな黄色の折りたたみ傘を半分くれた


お互い肩を濡らして
『傘の意味無いね』
って
笑い合った


幸せすぎて
この雨は僕らのために
降ってるんだって
本気で思ったんだ



君も同じ気持ちだったと
勝手に信じてるよ

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