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好きって言わない距離

第16章 好奇心?

週末がきた。


金曜日は大概、うちで勉強だ。


二人で黙々と勉強していたが、私は全く身に入っていなかった。


榊原君がシャープペンを置き、ぐ~んと伸びをする。


「終わったの?」


「ああ、今日はこれぐらいにしておく。」


「もう?帰っちゃう?」


「…いや、美優補充」


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