テキストサイズ

好きって言わない距離

第2章 意外な急接近

中間テストも終わってホッとした頃…


相変わらず、私は榊原君を眺めているだけ。


話す共通点も見つからない。


「…ゆ、美優!聞いてる?
放課後、男子達にカラオケ誘われたんだけど、美優も行くでしょ?」


彩菜に言われた。


「えっ?あっカラオケ? って誰と?」


「高岡君と嶋田君とあ~なんだっけ?
そうそう、そこのメガネの榊原君だって」


「え―っ!?榊原君?」


思わず声が大きくなってしまった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ