執事とお嬢様。
第1章 お嬢様と執事。
「お嬢様~、タオルをお持ちし…え?」
タオルを渡そうと扉を開けた葵は呆然とした。
それもそうだ、目の前で女の子が
自慰行為をしているのだから。
葵は無意識のうちに写メを撮っていた。
「な、なんで入ってきてるのよ…//
それに、写メ消してっ!///」
「ふぅ~ん…消してほしいですね?」
「あ、当たり前でしょ…//」
「だったら俺のペットになれば?」
「…え?」
態度が豹変したかと思えばにやりと笑って
そう告げる執事に驚きを隠せなかった。
「…ま、いやなら屋敷中のやつらに
この写メばらすけどな?」
端正な顔立ちに、眼鏡をかけている
いかにも勉強が得意そうな顔からは
予想もしないドS発言に姫羅はためらう。
「…わ、わかったわよ。
ペットになればいいんでしょっ!///」
投げやりにそう言い放つと
にやりと笑った葵は
「言ったな?」
姫羅を押し倒した。