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pseudo-romance

第9章 episode-9

街にクリスマスソングが
流れる季節になっていた。

三年生は殆んど
学校には行かなくてもよかったので
同じクラスの数人しか
アオイが妊娠してる事を
知っている人はいなかった。


今なら誰が見ても妊娠してるのが
わかるだろう…。
アオイのお腹は妊婦さんらしく
丸く膨らんできていた。

今日は妊婦検診の日だった。

「赤ちゃん元気よ。」
お腹にあてたエコーを見ながら
遠藤先生は言った。

アオイ「先生、もう性別わかるんですか?」

遠藤先生「わかるわよ!えーっと…」

アオイ「先生!やっぱり産むまで楽しみにします!」

遠藤先生「あら、そぉ?」

アオイはあえて性別を聞かない事にした。

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