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最初で最後の恋…

第5章 5

中学校の入学式



回復がいいからって、入学式は出ることができた。学校なんて通いたくない。どうせ死ぬんだ。勉強しても意味ない。



友達もいらない。つらい思いさせるだけ。



式が始まる前、私は校庭の桜の木を見ていた。



今年で、桜を見ることはないだろう。



どうせ死ぬんだ。



でも…



「綺麗な桜…」



見とれていた。私の一番好きな花だから。



突然、頭に何かが触れる。



「あっ…」



かっこいい…



「頭に花びら付いてた」



「ありがとう‥///」



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