*記憶のカケラ*
第2章 *日常*
行きと同様に自転車に2人乗りをして帰る。
「今日もテスト同じ点数だったねぇ。」
と思い出したように亜梨紗が言った。
「俺は今度こそ勝つつもりだったんだけどな。」
「私もだよ。」
そう言い合いながら2人で笑った。
「今日は朝から風が気持ちいいね。海きっと落ち着いてる…。」
ふいに亜梨紗がそう言った。
亜梨紗の両親は海辺で働いている。
おじさんは俺らの島と本州とを行き来すル人のために船を出す仕事をしていて、
おばさんは海辺にある船の受付場の事務をしている。
そんな亜梨紗の両親を毎日二人で夕方にお迎えをしにいっていた。
海は危険だから気をつけろと言われて俺らは育つ
だから亜梨紗は毎日心の奥では不安に思っているんだろう。
「今日もきっと何もなく二人とも無事でいるよ。」
そういうと亜梨紗は笑顔で
「ありがとう」
とお礼を言った。
「今日もテスト同じ点数だったねぇ。」
と思い出したように亜梨紗が言った。
「俺は今度こそ勝つつもりだったんだけどな。」
「私もだよ。」
そう言い合いながら2人で笑った。
「今日は朝から風が気持ちいいね。海きっと落ち着いてる…。」
ふいに亜梨紗がそう言った。
亜梨紗の両親は海辺で働いている。
おじさんは俺らの島と本州とを行き来すル人のために船を出す仕事をしていて、
おばさんは海辺にある船の受付場の事務をしている。
そんな亜梨紗の両親を毎日二人で夕方にお迎えをしにいっていた。
海は危険だから気をつけろと言われて俺らは育つ
だから亜梨紗は毎日心の奥では不安に思っているんだろう。
「今日もきっと何もなく二人とも無事でいるよ。」
そういうと亜梨紗は笑顔で
「ありがとう」
とお礼を言った。