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*記憶のカケラ*

第4章 *デート*


~遼side~

夏休みも半ばに入り、毎日蝉がミンミンと元気に鳴いているのがよく聞こえる。
俺らはというと、ほとんど毎日どちらかの家に集まって宿題をこなしたり、ゲームをしたりと夏休みを堪能していた。
相変わらず夕方になると海に迎えにでかけている。
たまには葵と周太4人で集まって遊んだりもしていた。
ただ…
まだ2人で出かけたりはしていない。
あの日から俺は今まで通りの幼なじみと新しく始まった関係との間を計りかねてうろうろしているように感じている。

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