*記憶のカケラ*
第4章 *デート*
~遼Side~
亜梨紗にはばれたくなかったのにかっこわりぃ。
しかも亜梨紗は笑ってる。
さっきまで泣いてたのに。
まぁ泣いてるよりはいいんだけど!
「なんだよっ。」
「だって遼、顔真っ赤にしてるから。」
なんて笑う。
「~っ!とにかく亜梨紗!おまえはもうちょっと自分がモテること自覚してくれ。あんな下心丸だしなやつらにつかまんないで。」
やけになっていう。
亜梨紗は頬をぷくっと膨らませた。
「それは遼もだからね?海でお姉さんに捕まってたのみて平気だったと思ってんの?」
それって亜梨紗もやきもちやいてくれてたってこと?