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~メッセージ~

第6章  私の家族

その後、隆希は自分の部屋から一歩も出て来なかった。




ーートントン
「隆希?ドア開けるよ」

私は隆希に晩ご飯を渡しに部屋に入った。

「ご飯、ここに置いてくからね。食べなきゃダメだよ。」

「……。」


私は本当に隆希の事が心配だった。

誰にやられた傷なの?
隆希…仕事場でいじめられてないよね?
その事が心配でしょうがなかった。



「何、ずーっとここにいてさ」

「えっ!?」

「ここにいても用が無かったら邪魔だから」

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