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lonely doll

第1章 memory



 閉じられたカーテン


 隙間から差し込む橙の夕日


 優しい、オレンジの空間…


「やっ…アッ・・・・んあッ・・・・あァッ」


『ハァハァ・・・可愛い・・・ッ』



 ベッドの上の、二人だけの秘め事



『好きだよッ・・・×××・・・ッ』


「あァ・・・・ッ」




〈私に全て注いであなたは果てた〉



〈眠りに落ちようとする私に微かに届く〉


『愛してるよ』



“好き”


“愛してる”


 愛の言葉を囁いて、あなたは私に触れる


 だけど


 私には、その意味がわからない


 わからないの…


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