
君と僕。
第7章 嫉妬
「ざけんな!!」
凌が怒鳴った
「学校に中々来ねーから心配してたら、遅刻して、木登って挙げ句の果てに木から落ちて……、あん時先生がいなかったらお前死んでたかもしんねぇんだぞ!?」
「ご、ごめん……」
この時私は不思議と素直に反省した。
「それに……、むしゃくしゃすんだよ」
「何が…?」
「……お前が、危険な目とかに合うとめちゃくちゃ心配するし…、お前が男と仲良くしてんの見るとムカつくし……。最近俺、何か変なんだよ!美音が男といると妙にイライラして何もかもぶち壊したくなる……、あぁーもぅわっかんねー…」
そ、それって………
「嫉妬……?」
