どうして?僕が攻めじゃ不満なの?
第4章 思い
「はぁッ…はぁッ…」
絶頂に至った余韻に浸り、深く、重力の重さを感じてしまうくらいグッタリする。
「今日は、最後までするのは止めにしようか。」
「へ…?」
僕は、今日も最後までするのかと思ってた。
何でだろう。
「そろそろ見回りの先生が来ても可笑しくない時間帯だよ。セックスは、また明日か今度でも。それとも、今したかったの?」
歩くんは僕の上に馬乗りになりながら、妖しく微笑む。
「ち…がうっ」
実は期待してた何てこともないけど、否定する。
知らなかった…、自分が、こんなに変態だったなんて…
繋がりたいって思うなんて…。
「僕さ、君と付き合いたいって思うんだ。」
自分の淫乱さに驚いて居ると、歩くんは馬乗りのままそう言った。
付き合いたいって………
どうしよう。
とか、迷ってる暇ないよね。
だって、僕も好きなんだもん。愛してるんだもん。
多分今、顔すごいことなってると思う。
絵の具で書いたような赤色に染まってると思う。
「穂浪も、僕と付き合いたい?」
歩くんは、仰向けになってる僕の胸に手を押いて顔を覗いてくる。
「う…ん。」
カタコトだけど、ちゃんと言った。
僕も付き合いたいっていう気持ち、ちゃんと伝えられてると思う。
「じゃあ、僕のこと好きって言えたら付き合おうか。」
…ん?
僕が歩くんを好きだって言うの?
恥ずかしいっ!!
「僕…、歩くんの、こと、好きだよ。」
手で顔を隠しながら言うと、隠していた手を取られて
「合格」
って言って、僕に軽くキスをした。
幸せな僕。
歩くんは幸せかな?
うん、きっと幸せだね。
と言うわけで、付き合いました。
僕たち、幸せに満ちてます。
まだまだ、エピソードあるんで見てください!!