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第5章 動き出します☆

私が、鋭い突っ込みを入れたときちょうどいいタイミングで、ドアが開いた。

『弛嘉、さっきからうるさい』

低いアルトボイスが廊下にこだました。

『 仁那…』

はいぃ!!次は沖田仁那君!!神様、仏様!!私あなた方に何かしましたか?

『弛嘉、誰?そのブス』

「直球っすね」

沖田君…仮に私達初めてお話したなかですよ…
自覚はしているが、少しはオブラートに包めよ!!

「初対面でひどくないですか!!」

『素直で何が悪い。言っている事はあっている』

「素直すぎだ!!」

『うざっ…』

「てめぇがな!!」

沖田仁那…失礼極まりない奴!!

『で、弛嘉。このメスブタは…いや、それだとブタが可哀想か…。このクズと何しているんだ?』

ひでぇ…、私はブタ以下か!!

『こいつの、メガネわった』

『それが?』

『こいつ、見えないらしい』

私は、どんな顔をしているかわからないが、声が申し訳ないって言っている。
しかし、それは土方君だけだった。

『あっそ、クズドンマイってことで、消えろ。』

「…………………………」

確かに、君には関係ない事だが…

「大魔王仁那…(ボソッ)」

絶対こいつ、人間の心なんて持っちゃいねぇー

『へぇ、俺が大魔王ねぇ…』

「聞こえたのか!!大魔王仁那…Σ(´□`;)」

『クズ…死ぬ☆』

怖ぇぇええええええええ!!笑顔なのに…笑顔なのに、怖ぇええええ!!
私は、只今事の重大さにきずいた。

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