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第5章 動き出します☆


『萎えるって言われても…』

『それより、なんだ。今俺はこのクズを殺さないといけないんだ。』

『仁那君、何があったか解らないけど、すぐ人を殺すなんてよくないよ』

『だまれ、百面相。』

へぇ、大魔王と弥和君はなか悪いのか…
って観察してる場合じゃねぇ!!
今のうちに、逃げなくては!!

私は、教科書を持ち理科研究室と反対の方向に走り出した。
本当は、理科研究室の方向に走り出したかったが、その方向から弥和君が登場しているものだから、行けなかった。

私の全身全霊の走りは、あの三人が私が十メートル離れて、ようやく私が消えた事にきずいたくらいの、速さだった。

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