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小さな秘密

第3章 お兄ちゃんとの約束

目が覚めると
きちんと服を着て何故かリビングのソファーに寝かされていた。

「栞気がついた?」


何事もなかったかの様に声をかけて来るお兄ちゃん……

夢、だったのかな…?

なんて淡い期待も、
すぐにお兄ちゃんにぶち壊された。


「他の奴はともかく…また宏樹に何かされたら兄ちゃんに言うんだよ?」


お兄ちゃんには逆らえず、コクリと小さく首を縦にふった。

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