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小さな秘密

第4章 小さなカップル

「美羽、怜太とエッチしちゃったよぉ」


親友の美羽は、私が話せなくて悩んでいる事も知らず赤裸々に語り始めた。


「栞も覚えてる?保健の授業で習ったアレ」


美羽が言う

“アレ”
と言うのは、裸の男女の人形を使った授業の事。

男の人形には上に向かって伸びる精器が着いていて、女の人形はお股の所がパックリ割れている物だった。

先生はその人形同士を合体させてsexの仕方を教えてくれた。


「嘘ぉっ!?美羽あれやったの?」


「ちょっ、栞声が大きいよっ」


「だって、あれはたいせ……」

大切に思う人と…
そう言おうとした時、
色んな光景が頭をよぎった。

宏樹くんや壱輝にされた事。お兄ちゃんとの約束…

これだって、本当は
1番大切に思う人とする事なんだよね?


美羽はどうして、普通に話せちゃうの?
こうゆう事、親友なら話しちゃっても良いの?


私には無理。
あんな事してるなんて美羽に言えない…。

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