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愛のかけら

第4章 遥ルート・学園祭

夏休みも無事に終わり、冬が近づいてきた季節

学園は学園祭の準備で盛り上がっている

今までサボりがちだった遥も、夏休み明けからはきちんと登校するようになった

わざと電車通学したりすると、あのときみたいに痴漢をするのは相変わらずだが、偽者のような笑顔は見なくなった

まれに顔を赤くすることもあり、なれない優愛も一緒に赤面し、周りが恥ずかしくなるほど初々しい雰囲気になることも増えてきた

学年が違い、校舎も離れるため、電車を利用すると改札を抜けるあたりから分かれることになる

「あとでね」
ちゅっと人目もはばからずおでこにキスされ分かれるのが日課になった。

慣れずにちょっと照れる
「うん。」
ちょっと見つめ合い離れていく2人

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