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愛のかけら

第4章 遥ルート・学園祭

ベッドにどちらからともなく倒れ込むように、口付けを交わし続け身を沈める

ベッドは二人分の重みを跳ね返しながら軋む

更に深まる口付けと、絡ませあう舌に酔いしれ見つめ合う

その夜も互いの温もりと気持ちを確かめ合った

ー学園祭ー
更衣室から着替えを済ませて出ると、慌てて息を切らしたクラスメイトの女子が肩を上下させながら優愛の前にやってきた

「どうしたの?」
自慢のツインテールを揺らして先に口を開いたのは一緒に出てきた泉愛

「はぁ、はぁ・・・あの・・はぁ・・」
息も絶え絶えで、泉愛と顔を見合わせ彼女が落ち着くのを待った

「はぁ~~ー・・・優愛さん!」
「はい!?」
「王子っ・・遥様がっ・・伝言・・頼まれて!!」
とても興奮している様子にわけが分からず、内容も聞き取りづらい

「うん・・えと・・遥様?・・?」
誰だろう・・・まさか遥くんのことだったりするの?・・かな・・?

興奮冷めやらぬ彼女の顔を覗き込んだ

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