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愛のかけら

第4章 遥ルート・学園祭

「ねぇ・・なんて書いてるの?まさか・・ラブレターとかだったりしないわよね?・・ていうか、・・遥様を知らないような優愛さんが遥様から手紙って・・・どういうことなの?」

呪文のように呟く彼女の表情は、疑問と嫉妬を現している

まさか彼氏とも・・つきあってるとも言えず・・

固まったまま彼女を見る

広げた紙には」☆∟と描かれていてさっばり訳が分からない

彼女にも見せると凝視して、優愛を直視する
「なにこれ」
「さぁ?・・」
本当に解読できない優愛は、遥からなのかを疑いたくなった

そんな優愛の反応に鼻をならしてクラスメイトの女子はからかわれたんじゃない?となぜか得意げに去っていった


緊張した優愛ははぁっとため息と共に脱力した

「大丈夫?遥様って・・・本当に知り合いなの?」
心配そうに優愛を伺う泉愛

「あぁ~・・また今度話すね」
何となく泉愛には打ち明けてない

「遥様っていったら、物腰やわらかな美青年だよね」
アイドルを見るかのような反応をした泉愛

後ろからコホンと咳払いが聞こえて二人で振り返る

更衣室の隣の通路に立つ泉愛の執事だった

澄ました顔なのだが、どこか何時もと雰囲気が違うと優愛は思った

「愛様・・先程旦那様より言付けが、こちらへよろしいでしょうか」

ちらっと優愛を見る泉愛
こくっと頷き泉愛の背中を見送った

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