テキストサイズ

猫カノ

第2章 猫カノ

大学までの道程をいつもより
軽やかに進んで行く

途中で仲間達に出会い
一緒に歩いて行く

数メートル先に“チリンッ”と鈴の音

皆に断わってキミの元に行こうと考えたところで
思考が一瞬停止した

キミの隣に見た事がある男が
いつの間にか居た

つい最近キミと噂になった男

男はキミの肩を抱いて歩いている
その姿は仲が良さそうに見えた

警戒心の強いキミが
大人しく肩を抱かせているという事は
噂はやっぱり本当なのだろうか…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ