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続・捨て犬

第1章 エミを食うから


ふぅ〜〜〜〜…

俺は
いつものように
うつ伏せて
煙草の煙を吐いた

エミも
いつものように
俺に体をくっつけて
足を絡める

俺の好きな時間


「エミ
由香ちゃんの
言う通りだったか?」


「なにが?・・」


「俺に我慢させたから
よかったか?」


ペチッ


え?え〜〜っ!
マジ?


エミが
俺の肩を
軽く叩いたんだ(笑)


「よかったんだぁ~
だから叩いたんだぁ~
いつもは
良くなかったんだぁ~」


ってわざと言ってみると
さっきまで
気だるそうにしていた
エミが起き上がって

「カズマ、違うよ!
そんなんじゃないから」

って、いつもより
早口でマジ顔なエミ(笑)

「ほんとかぁ?」

って、情けない顔を
俺が作ると

「ほんとだよ・・」

って悲しい顔をする


ほんと
素直。


「信じるよ。
エミを信じる。
おいで」

煙草の火を消して
エミを胸の中に入れると
全ての悩みが
消えてしまう程
ホッとして

俺達は
いつの間にか
眠りに落ちていた


ほんとは
エミに酒飲ませて
もう一回
するつもりだったのに


残念

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