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続・捨て犬

第9章 や、やわれけ~、つか、あったけぇ~


相変わらず
表現の少ないエミが

自発的に
俺を好きだとか
愛してる
なんて言うことは
ほとんどない


わかってるよ


そんなの
言わなくても


俺を見る目で

俺にしか
わからない
微妙な表情で

甘える仕草で

俺の中で
安心して眠る
エミをみて



わかってるさ




でも


不安になるんだよ




ペンギンのことを

うらやましい

なんて言われたら




不安に
なるじゃねぇか…




あれ?


俺を襲ってた睡魔
どこいったんだ?


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