続・捨て犬
第10章 がんばりたい
「エミが
戻りたくない家に
連れ戻されるような
リスクだけはさけたい
婚姻届を出すと
エミの居場所が
親にバレる可能性が
高いんだ・・・」
「え・・・」
「というより
探そうとすれば
・・・見つかると思う」
「・・・・」
「だから、だから
エミが二十歳になるまで
待ってほしいんだ
成人すれば
結婚は勝手にできるし
エミは
家出少女じゃなくなる
もし居場所がばれて
連れ戻しにきても
父親は
文句言えねぇんだよ
わかるか?
エミ」
「・・うん」
「ほんとうの
エミの自由は
それからなんだよ・・」
「ペンギン・・」
「ん?」
「ペンギンになれるの?」
「あぁ、そうだな
ペンギンみたいに
自由だ
今・・・・窮屈か?」
一番ひっかかっていたことを
俺は
やっと言葉にすることが
できた
戻りたくない家に
連れ戻されるような
リスクだけはさけたい
婚姻届を出すと
エミの居場所が
親にバレる可能性が
高いんだ・・・」
「え・・・」
「というより
探そうとすれば
・・・見つかると思う」
「・・・・」
「だから、だから
エミが二十歳になるまで
待ってほしいんだ
成人すれば
結婚は勝手にできるし
エミは
家出少女じゃなくなる
もし居場所がばれて
連れ戻しにきても
父親は
文句言えねぇんだよ
わかるか?
エミ」
「・・うん」
「ほんとうの
エミの自由は
それからなんだよ・・」
「ペンギン・・」
「ん?」
「ペンギンになれるの?」
「あぁ、そうだな
ペンギンみたいに
自由だ
今・・・・窮屈か?」
一番ひっかかっていたことを
俺は
やっと言葉にすることが
できた