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続・捨て犬

第13章 なぁ、どっちだよ

「ん・・・カズ・・
ふっ・・んっ」


好きなだけ
キスをして
弱くなっていた
心が少し落ち着くと

風呂を気にする
エミが
気になり始め


俺は
ようやく
エミを解放した


「俺が
止めてくるよ」


そう言って
俺は
風呂場に向かい
サンタの
ズボンを脱いで

水浸しの
風呂の湯を止めた



2人でつかったら
また
湯が溢れ出ちまうな・・


って思って
苦笑いしてたら
エミが
後ろに立っていた



「ひでぇな(笑)」



「うん
ひどいね(笑)」



「もう、脱いでいいか?」




「ん?」




「サンタ」





「写メ・・」




「あぁ、そうだな」




俺はズボンを脱いだまま
エミと一緒に
被写体となり

髭も
帽子もない
なんだか
中途半端なサンタのまんまで
エミの
携帯の中におさまった


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