続・捨て犬
第3章 近っ。
「うっわ、よかったなぁ〜」
「え?」
「凶なんて
うらやましいよぉ」
「カズマ、凶だよ?」
「そうだよ?
今、このおみくじを
引いた瞬間が
最悪ってことなんだよ。
あとは、いい事しか
おこんね〜よ、エミ」
「ほんとに!?」
ちょっと飛び跳ねちゃいそうな
笑顔
ぎゅう〜って
やりたくなったぞ、おいっ!
機嫌の良くなったエミと
木におみくじを結んで
また俺達は
出店を眺めながら歩いた
「そうだエミ
なんてお願いしたんだ?
ひとつって言ったのに
願い事言うの
長かったじゃないか」
「うん・・・
カズマがね
ひとつって言ったから
ひとつのお願いを
何回も言ったの」
「(笑)なるほど。
叶うといいなぁ」
「うん。
叶わなかったら
エミ…困るから…」
どーしても
聞きてぇなぁ
その
お願い
「願い事って・・・何?」
「もうパパに
会いませんようにって
もう、あの家には
帰りたくないから」
でた……
ドキッとすること
言うのやめてくれよぉ…
しかも
普通な感じで言ってるし。
俺はさ
カズマとずっと
一緒にいられますように
とか
お願いしてるもんだと
思ってたんだぜ?
俺は・・・
まぁ・・・
そんな感じだけど。
「そ、そーだな。
俺も困るよ。
エミには、俺の側に
ずっといてもらわないと」
そう言うと
エミは口角をあげて
にっこり笑い
俺を見上げた
多分エミは
心の中で
「よかった。うれしい」
って言ったのに違いなかった
俺の想像だけど
「え?」
「凶なんて
うらやましいよぉ」
「カズマ、凶だよ?」
「そうだよ?
今、このおみくじを
引いた瞬間が
最悪ってことなんだよ。
あとは、いい事しか
おこんね〜よ、エミ」
「ほんとに!?」
ちょっと飛び跳ねちゃいそうな
笑顔
ぎゅう〜って
やりたくなったぞ、おいっ!
機嫌の良くなったエミと
木におみくじを結んで
また俺達は
出店を眺めながら歩いた
「そうだエミ
なんてお願いしたんだ?
ひとつって言ったのに
願い事言うの
長かったじゃないか」
「うん・・・
カズマがね
ひとつって言ったから
ひとつのお願いを
何回も言ったの」
「(笑)なるほど。
叶うといいなぁ」
「うん。
叶わなかったら
エミ…困るから…」
どーしても
聞きてぇなぁ
その
お願い
「願い事って・・・何?」
「もうパパに
会いませんようにって
もう、あの家には
帰りたくないから」
でた……
ドキッとすること
言うのやめてくれよぉ…
しかも
普通な感じで言ってるし。
俺はさ
カズマとずっと
一緒にいられますように
とか
お願いしてるもんだと
思ってたんだぜ?
俺は・・・
まぁ・・・
そんな感じだけど。
「そ、そーだな。
俺も困るよ。
エミには、俺の側に
ずっといてもらわないと」
そう言うと
エミは口角をあげて
にっこり笑い
俺を見上げた
多分エミは
心の中で
「よかった。うれしい」
って言ったのに違いなかった
俺の想像だけど