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続・捨て犬

第14章 あたり

けどさ

言えねぇだろ?




今の

俺の
心の中全部


お前には



見せらんねぇよ



エミ




エミには

笑ってて
欲しいんだ、俺。







「俺が・・

喜ぶこと
してくれんのか?」




エミは
まだ心配そうな
顔をしながら
うなずいた




「んじゃあ・・・


晩飯はさ

おにぎり
握ってくれよ


エミの
握ったの食いてぇ


これから
一緒に具買いに行って
そんで


握ってくれよ」






エミは

少し
ほっとした顔で

うなずいて




泣いている



と言った
俺の胸に


頬をよせた






なんでだよ











なんで

お前










家出少女なんだよ・・・








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