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続・捨て犬

第14章 あたり


コンビニで
酒を買って店から出ると

丁度萩原が
商店街の向こうから

笑えるくらい
デカイ鍋を持って
歩いてきた



「ククッ(笑)

お前、それ

あはは」





「笑うなよ~~

カズマ言っただろ
かぁちゃんに
飯、食わせろって」





「言った」





「かぁちゃん
張り切って

こんなだぜ?」




と、鍋を見せた



そんな鍋
家にあること自体

笑えた



昨日のことが
何もなかったように


俺たちは
笑いながら
アパートに向かった





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