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続・捨て犬

第3章 近っ。

いくら仲の良い萩原にでも
そんなとこ
見られんのは
照れくさい

けど
テーブルの皿を確認すると
エミは
あんまり食べてないみたいで
そーゆーの見ちゃうと
もう少し離れろ
なんて俺な言えなかった


「気にすんな、気にすんな(笑)
エミちゃんの
落ち着くよ〜〜に
してやればいいじゃんか」

と、萩原がニヤつく

くっそ、覚えてろよ

ま、でもそれは
萩原なりの
優しさだってこと
わかってるよ

ありがとな、萩原


すっげえ近くにいるエミに
ちっちゃい声で

「ご飯は、自分で食えよ?」

と、伝えると
エミは、ほんの少し
唇に力を入れて
コクッとうなずいた

さすがに
食べさせてやる
なんてことできねぇよ(苦笑)

マジで。

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