テキストサイズ

続・捨て犬

第6章 ごめんな……エミ



「はぁ?
俺が病気?
何言ってんだよ(苦笑)

病気なのは
エミなんだぜ?」



「エミちゃん・・・
笑わなくなった

今日も

全然
笑わなかった・・」



由香ちゃんは
そう言ったまま
うつむき

泣いてるみたいだった



「よく分かんねぇけどさ
カズマ・・・
お前がやってること

なんか
違ってねぇか?

まぁ
お前がそれでいいなら
いいんだけどよ
母ちゃんが言ってたんだ

エミちゃんが
笑った時
お前が泣いてたって

心の底から
喜んで泣いてたって


エミちゃんが
笑ってなくても
お前がいいなら

それでもいいけどよ・・



話は終わりだ

呼び出して
悪かったな


由香、帰るぞ」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ