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『無題』(今現在は)

第1章 ~春の風~

「二人は後ろのドアから入りな(笑)。」

と言う池田晶子に

分かった夏風夏希に

分からずの春風春菜

夏風夏希は春風春菜の手を

引っ張り

後ろのドアから入ると

見慣れた生徒たちの中に

秋風秋恵と冬風冬美が居た

喜ぶ春風春菜

前のドアから入って来る

池田晶子

「二人とも、空いている席に座りな(笑)。」

と春風春菜と夏風夏希を

促すと

黒板に大きく池田晶子と

文字を書く

さらに喜ぶ春風春菜

夏風夏希と共に

空いている席に座る

「今日から、お前たちの担任になった池田晶子と言う、宜しくな(笑)。大体は同じ顔触れだが、初めの生徒も居るな(笑)。」

そこへ放送室から

始業式が始まる連絡が来る

体育館に集まる様にと言う

「それじゃ、ドアに近い真下から順に廊下に出て並びな。」

と言う池田晶子に

驚く真下希美

誰でも初め会った

ばかりなのに

名前を覚えられるのは

嬉しいものである

こうして

各クラスの生徒たちが

廊下に出て並び

体育館に向かう

ワイワイガヤガヤ

生徒たちの私語が

体育館を包み込む

池田晶子の一声で

体育館はシィーンと静まり返る

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