
大人になりたい
第3章 *お前が好き
〝諒side〟
「やっべ!!」
寝坊した・・・
俺は安田 諒。
小学生2年生。
小学校は家から
歩いて20分位かかる
近所の子たちと
班ができていて、
みんなで歩いて登校。
「おーい諒!!
起きてるかー??」
「今起きたー!!」
下から、兄ちゃんが
声をかけてきた。
兄ちゃんの名前は
龍(りゅう)。
小学校6年生。
あいつと同い年
「兄ちゃんも起きてん
なら起こしてよー」
と一人で文句を
言いながら、
急いで準備した。
・・・・・・
「おっそーい!!」
「悪かったって。」
俺は班長である
希に謝っていた。
そうしたら兄ちゃんが
そっぽを向きながら
「諒が寝坊したからー」
とか言いやがった・・・
