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狂愛カレシ

第1章 初めての彼氏


「瑞穂も知ってるでしょー…」


あたしが告白できないワケ。



「…彼女持ち?…」



「…だから、告白できないの!」



あたしの好きな人の名前は

一ノ瀬京(イチノセキョウ)。


あたしより2歳年上で高校生で、しかも彼女持ち。



ただでさえ恋愛対象に入らない中学生のあたしが、告白したって無駄なだけ。



どうせ振られるのがオチなんだから…



「…もう、いっそのこと告ればいいじゃん」


「…はい?」


「想いだけでも伝えたら?そのままひきずるよりいいんじゃない?」


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