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帰り道

第1章 別々の道

青蘭高校はいわゆる"エリート進学校"で地元から青蘭高校にいくひとは私以外にはいなかった


本当はみんなのいく高校に行きたかったけど
それは……………両親が許さなかった
私の家は医者の家系で、小さい頃から医者になるよう教育されてきた


それでも
何度も何度も、みんなと同じ高校に行きたいって説得しようとした…
でも何度いっても同じで、両親の答えはいつも"NO"だった



…―そして卒業式の日がきてしまった―…


私は式中は泣かなかったものの、学校の校門をでた瞬間、寂しさがこみ上げてきた


ヤバい…泣く…―


と思ったその時、


『里奈ぁ―!!!ちょっと来て―――!!!』

幼なじみの梅宮 律(ウメミヤ リツ)の声が後ろから聞こえた

私は涙をこらえ、笑顔で振り返った

「っ…りっちゃん何―??」

『とりあえず教室に来てぇ―――!!!』

「わかったぁ!」

それから私は不思議に思いながらも、もぅ使うことのない教室に入った―…


「あれっ!?まだみんな帰ってなかったの!?」

するとそこにはクラスのみんなが待っていた


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