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大渕芹奈

第12章 厳しい生活


私は裏返しになっている番号カードを隅から隅まで眺めた。



そんなことしても、裏の番号が分かる能力とかは持っていないけど…




私は直感でコレ!と思ったカードを取った。



しばらく番号が見られずに、隣でカードを選んでいる菫と話をしていると、ふと視線を感じた。



菫と喋りながら前を見ると、悠哉が私を見ていた。



でもすぐにお互い目を反らして、私は菫と一緒にカードの番号を確認した。

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