無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『お待たせー
今日はこれで解散！
また明日来てくれる？』


千「はい！
あ…先輩…」


『ん？
どーした？』


千「アドレスを…教えてもらえませんか？」


千里やる～！

ちゃっかりアドレス聞き出してるよ！


私はそれを邪魔しない様ゆっくり生徒会室から出ようとした。


『あー！！
待って松坂さん！』


急に呼ばれたので私はびっくりした。


「は、はい？」


『アドレス教えて？』


「いや…
でも…」


私はパッと千里の方をみた。


千里は先輩からアドレスをもらった事で嬉しそうに携帯を見つめていた。


千里は勇気を振り絞ってアドレスを聞いたのに、私がこんな簡単に先輩のアドレスを手に入れていいのかな…


私はすごく迷った。


『あ！
あの子アドレスあるから松坂さんの聞いとくよ！』


「え？
いや…でも…」


『それとも俺にアドレス知られて困る事でもあんの？』


「そんな事ないです！
千里から聞いてください！」


あぁ…

言ってしまった…


千里の恋に協力するとかいいながら…